2011年2月18日

ジェーン・マクドナルドさん

Tokyo Shine On! Marathon Challenge 2011 Runner, Jane McDonald
ジェーン・マクドナルド

ジェーン・マクドナルドさんに会って彼女のことを知ると、チャレンジに対して楽しんで取り組む女性であることがすぐにわかります。2月のスター・ボランティアのジェーンさんは、オーストラリアのシドニー出身。東京で今月末に参加する初マラソンをわずか数日後に控えています。彼女は1番最初のチャリティーイベントの時から、タイラー基金のボランティアとして活躍しています。そんな彼女が今月、東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジに挑戦します。自分の走りを子どもたちに捧げるのです。

ジェーンさんにとって、走ることは単なる思いつきの新年の決意ではありませんでした。彼女と夫のサイモンさんは2009年、タイラー基金のために10キロを走破し、サイモンさんは昨年も再び走りました。ジェーンさんはマラソンにトライする(家族としての挑戦の意味合いも!)決意をし、2011年はさらに大変でやりがいのある年になりました。2次抽選で当選した彼女は、マラソン参加資格を何とか手に入れたのです。11月にトレーニングを開始し、大切な日を心待ちにしているところです!

多くの人が人生でよく経験するように、ジェーンさんもタイラー基金とマラソンについてはっきりと認識した瞬間がありました。タイラー基金の Facebookページで、セラピードッグベイリーやいたいけな小児患者に関する投稿を読み、「これだ。とことんまで突き詰めてみよう。タイラー基金は、がんを患った子どもの人生をより良くするための力になっている。」と心で感じたのです。その日の彼女のステータスには、ベイリーと小さなん女の子のあの写真と一緒に、シンプルなメッセージが添えられていました。「このために私はマラソンを走ります。」マラソンを走ること自体、素晴らしいことなのですが、ジェーンさんはこう話しています。「マラソンは終わると走るのをやめることができる。でも、治療を受けながら、不確かな状況を生きていく場合、そのことをやめることはできないのです。私たちは皆、時には少し時間を取って考え、『これこそが核心なのだ。』と言ってみることが必要です。

ベイリーのあの話はジェーンさんの心に響きました。タイラー基金で何年もボランティアとして活動している彼女は、舞台裏まで事情をよく知っていたからです。どのようにしてベイリーの来日が実現したのか、病院で働くというのはどのような感じなのか、人にベイリーへの理解を深めてもらう取り組みなどについて、よくわかっていました。そしてついに、昨年の資金調達エクストラバガンザでベイリーと対面することができたのです!ベイリーとの対面や、彼がどんな役割を果たしてくれるのか理解することにより、タイラー基金での活動に大きなやりがいを感じることができました。

他のスター・ボランティアのケリー・ゴッドバウトさんとジェーンさんは、娘たちがクラスメートだった時に友人になりました。ケリーさんにスポーツ・エクストラバガンザの手伝いを頼まれた時、ジェーンさんは「ケリーの頼みは断れないでしょ!」と返答しました。それ以来、ジェーンさんは、資金調達イベントが日本で実現しようとする新たなプログラムを出席者に説明をし、タイラー基金を支援しています。「資金調達イベントをお手伝いするのは、初めての時から本当に素晴らしいと感じています。なぜなら、出席者の方々と協力でき、皆さんの募金によって形のある、リアルで意義のあるプログラムの実現を目にすることの手助けができるからです。募金の金額に関わらず、毎年目に見える形で結果が出るため、募金が何に使われたのかよくわかるのです。ベイリーのように、前年の資金調達で実現したことは何か、はっきり実感できることは他ではそんなにありません。2009年にはセラピードッグのための資金を集め、この1年のうちにイベント出席者は彼と対面することができたのですから!」

毎年のエクストラバガンザでジェーンさんが好きなのは、キムがタイラー基金の成果と翌年の目標を明確に伝える時です。毎年、どれだけのことを達成できたのか、どのくらいのスピードで成長しているのかがわかるほか、非常に多くの家族の人生に大きな影響を与えていることを実感できるのです。「一歩一歩です。世界全体を直そうしているのではなく、一つひとつのプログラムごとに良い方向に変わっていけば良いと思っています。リアルな人間が、リアルなものを与えているのです。リアルな人間がリアルなことを実行しているのです。」ジェーンさんはタイラー基金とその他のNPOの違いについても話してくれました。タイラー基金では、変化を起こすのに長い年数を要する広範な研究目標ではなく、実現可能な用途に募金が使われます。「目に見える結果が得られるので、非常にやりがいがあります。」

製薬プロフェッショナルとして企業に勤務していた、チャレンジ好きな彼女は、7年前に来日したとき、教育分野にも足を踏み入れる機会を得ました。ケイトちゃん(11歳)とアンナちゃん(9歳)の2人の子どもを持つジェーンさんは、現在、東京医科大学のオープンソースE-Learningプログラムで医学部の学部生と大学院生の英語の指導に携わっています。彼女は東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジのプロフィールで、こう話しています。「誰もが自分の中に小説とマラソンが存在するのではないですか。今までのところ、私は自分の中のアスリートや文才を発見できていません。2011年がランナーの年になるのか、作家の年になるのか、それとも単なるうさぎ年になるのか、見てみることにしましょう。」

持久力に恵まれますように。無事完走のニュースを心待ちにしています。それと、作家としての受賞の知らせも待っていますよ!次のチャレンジとして、教育学やE-Learningの学位の取得に挑戦するのもいいかもしれません!我らのスター・ボランティア、ジェーンさんに、帽子を脱いで敬意を表します。いや、マラソンに挑戦なので靴を脱いで敬意を示す、でしょうか。

ジェーンさんや東京シャイン・オン!マラソン・チャレンジに参加するランナーを支援する方は、以下のリンクをクリックしてください。

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